変人・偉人だねというコメント

エッセイ

自分が所属する会社には大きく分けて2つの部署がある。
私はこの間初めて、自分の所属とは異なる部署の、先輩の仕事に同行させて貰った。

付き人をしていた、と言えば伝わるでしょうか。
ある方の仕事に、私がプライベートで加わったのだ。
勿論無給で。

実際に顔を合わせた年齢の近い会社の先輩に、
「かなりの変人だな」と言われた。
同時に「凄く偉いよ」と言われた。

どちらのコメントに共感できた。
自分が「変人」と思うことについて。
私自身、少し変わった行動を取っているという認識がある。
行動のきっかけ等について、詳しくはこちら↓のブログを見ていただきたい。

新しい世界 | きずかぜブログ (kizukaze.com)

お金を一切貰えないのに、先輩の仕事現場を一緒に回るのである。
サラリーマンにとって貴重な休みの日にだ。

正直、今の私の仕事に「一日付き人させてください」なんて人が現れたら丁重にお断りすると思う。
自分の仕事を見ても参考にできることはあまりないよ、と言ってしまいそうだ。
自分で書いていて悲しくなるのでここら辺にしておこう。
これから少しずつ私の仕事に誇りを持てるようになりたいな…。

自分が「偉い」と思うことについて。
変人に対応させるために偉人と今後は表記したい。
なぜ偉人かというと、他人から学ぶ意欲があるからだ。
休みの日に会社の他の業務を知るために、先輩と行動を共にする。
経営者の立場からすると、意欲のある社員は貴重な存在ではないだろうか。
(意欲のある社員)=(偉人)
の式はなんとなく想像できる。

勿論私はただ参加しただけで何も生み出してはいない。
だから偉人なんて言うとおこがましすぎる。
しかし、その姿勢だけは良いねということだ。

私は「変人」、「偉人」どちらの評価でも良いと思った。
なぜなら私はこの仕事・活動に今興味があるからだ。
それに尽きる。

先輩にも「なんで今日参加してくれたの?!」と言われた。
色んな理由が私の中にはある。
沢山の言葉を並べて説明したいけれど、結局まとめると「興味があるからです!」になる。

私が参加したのは地域活性化の分野だ。
小学生時代に、友達を作れず、組織で孤立していた経験があるからだと思う。
自分の居場所があるということに憧れがあった。
それが地域活性化の興味に繋がっていると思う。

興味があることに参加してみると、実際とても面白かった。
全く知らない世界を味わうことができて、全てが新鮮だった。

知らない世界体感するために欠かせないのは、やっぱり人だ。
これまでの人生で出会ったことがないタイプの人と出会い、お話しすることができた。

まずは半日行動を共にさせていただいた先輩。
お客様に淀みなく説明ができる言葉の扱いや、単純な事務作業のスピード感に驚かされた。
そして打合せでの発言は、私の発想にはない、様々な角度からコメントしていた。
私はとにかく視点が偏っているのだ。

とある団体の会議の参加者様。
私が就活の時には一切思いつかなかった業界の方々だった。
個人的には広く業界を見ていたつもりだっただけに、余計に新鮮な気持ちになった。
私はとにかく視野が狭いのだ。

打合せで初めて顔合わせした取引先様。
私より年下なのに、いただいた名刺には「代表取締役」の役職がついていた。
会社に所属の従業員を背負って働いている。
一方の私は今社会人1年目で、「下っ端です」という感覚が大いに染みついている。
私はとにかく視座も低いのだ。

休みの日に別部署の先輩の付添をするということについて。
「変人だね」というコメントを貰った時は少しだけ揺らいでしまった。

でも1日を振り返ると「楽しかったな」の想いが真っ先に出てくる。
先輩の仕事ぶりを間近で見られたし、全く存在の知らなかった団体の存在を知ることができたし、私と全く異なる生活を歩んできた方ともお話しができた。
だから変人だね、偉人だねなんて言われたけれど、そんな評価は関係なく、勇気を出して行動をして良かったなと思う。

私のわがままに対応してくださった先輩に、本当に感謝しています。
また空いている日があれば先輩に声をかけて参加したい。

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